子供が将来モラハラの被害に遭わないためにできること

子育て

子供がモラハラの被害を受けるなんて嫌。子育ての過程で出来ることがあるなら知りたい!

 

子供が大きくなった時、モラハラの被害を受けない為に必要なのは、家庭に支配関係がないのが当たり前であることと、子供自身が自己主張できる環境です。

 

なぜこれらが必要なのか、説明します。

 

1. 子供は家庭に順応する
2. モラハラが子供に及ぼす影響
3. 支配的な人は嗅覚が鋭い
4. 子供をモラハラから守るには

1. 子供は家庭に順応する

 

家庭の数だけ違いはあるのですが、穏やかな気持ちでくつろげる家庭、夫が妻、またはその逆に、支配的に関わっているのを目撃しながら、安心できない家庭、どちらにも子供は順応します。

 

なぜなら、世話されないと生きられないからです。そして、その場の空気は、自分の当たり前として、定着します。

 

当たり前になるというのは、良いとか悪いではなく、意識しない部分で同じ状況に落ち着きを感じる、ということです。

 

支配的なのが嫌だな、意識的には思っていたにも関わらず、高圧的な人を選んで同じ状況を作る、ということがあります。

 

2. モラハラが子供に及ぼす影響

 

家庭にモラハラがある場合、支配する人、される人がいて、例えば、される人が母親だった場合、相手と離れる選択以外に、我慢する人がいます。

 

子供の為に我慢、なのですが、我慢は全く子供の為になりません。子供にとって母親は、「弱い人」「かわいそうな人」なので、大きくなったら自分が幸せにしなければ、と思ってしまいます。

 

しかし、大人は子供に幸せにしてもらうのではなく、自分の意思と選択によって人生を充実させるものです。我慢している状況が続き、自己主張を諦めていると、そのうち自分が何をしたいのか?もわからなくなります。

 

加えて、子供が母親を幸せにする為に、期待に応える人生を歩むと、ある時、自分がないことに悩む可能性があります。

 

3. 支配的な人は嗅覚が鋭い

 

高圧的な人、ばかにする人は、やりやすい人に寄ってきます。やりやすい人とは、一言で言うと、弱い人です。

 

人を下げることで自分を保っているので、弱い人でないと困るのです。では、どうやって嗅ぎ分けているのか?

 

まず、自己主張しない人、自分はここにいるだけでOKと思えない、存在価値を感じていない人。嫌なことを「嫌だ」と言わない、自分は何をしても人より劣っているといった劣等感や自信のなさを見られています。

 

4.  子供をモラハラから守るには

 

モラハラの被害を受けない為には、支配してくる人に気づける必要があります。気づけないのは、過去に支配を体験していて慣れてしまっている、そのように扱われるのは自分が無能だからだ、といった間違った認識、自尊心の低さが原因になります。

 

子育ての期間、夫婦、親子ともに上下関係で、相手を従わせる関わりをしない。お互いに言いたいことを言えて、意見が違っても尊重される環境を目指せれば、たとえ支配的な人に遭遇したとしても、そのおかしさに気がつくことができます。

 

モラハラから子供を守るには、支配関係のない家庭が当たり前の生活を送ることです。

 

おわりに

 

子供の頃の日常生活から吸収したたくさんの情報、それはその子にとっての当たり前になります。将来、良い人間関係に恵まれて欲しいと願うなら、親自身がそれを目指し、お互いに尊重し合える関係が当たり前、ということを体感させてあげることが大切です。

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